こういった悩みにお答えします。
✓目次<本記事の内容>
本記事では、睡眠不足と発ガンの関係について、またその原因と解決方法について詳しく解説しています。
睡眠不足で身体の健康・ガンについて心配な方、ぜひ参考にして下さい。
もくじ
睡眠不足でガン発症リスクが40%上昇する
カリフォルニア大学ロサンゼルス校のアーウィン博士が、睡眠と発ガンについての実験で以下のような衝撃的な事実を発見しました。
ここの「ナチュラルキラー細胞」というのはガン細胞に穴を空け、その穴から毒性のプロテインを注入する、いわばガン細胞をやっつける大事な細胞のことを言います。
アーウィン博士によると、一晩だけでここまで免疫機能が低下するのは、かなり深刻な状態だと考えなければならないと述べています。
この4時間の睡眠不足が1週間、さらには1年と慢性化していくと身体はどうなるだろうか、深く考えなくても分かるかと思います。
また、年を追うごとに研究は進み、悪性腫瘍と睡眠不足の関連を指摘する報告も増えていきました。
例えば、ヨーロッパで実施されている大規模な研究では
これらの実験から分かることは、睡眠不足が発ガンのリスクを上昇させるという紛れもない事実があるということです。
また、単に睡眠不足だけが発ガンのリスクを上げる原因でなく、夜勤の仕事をしている人も発ガンのリスクが上がるという報告が出ています。
夜勤で働いている人も発ガンのリスクが上がっている
睡眠が足りているにも関わらず「夜勤で働いている人」が発ガンのリスクが上がっているという報告が多数存在します。
この事実を知ったデンマーク政府は、政府関連の仕事で長年にわたって夜勤の仕事をしてきた女性労働者に対して、乳がんを発症した場合は政府から保険金をもらえる制度を実施しているそうです。
ではなぜ、睡眠不足が発ガンのリスクを高めてしまうのでしょうか?
睡眠不足によって交感神経系が過度に興奮する
睡眠不足が発ガンのリスクを高める一つの原因は「交感神経系が興奮するから」と分かっています。
交感神経が常に興奮して活動している状態が続くと、慢性的な炎症が起こってしまいます。
そしてこの炎症を巧みに利用するのがガン細胞なのです。
睡眠不足による炎症をずっと放置しておくとガン細胞が「しめしめ」と、その炎症を利用してガン細胞を身体のさまざまな箇所に移転させようとするのです。
この「睡眠不足によるガンの移転」はシカゴ大学のゴザル博士が研究で発見しました。
2倍もガンの進行が速いとは恐ろしいですね・・・。睡眠がいかに大事なのかがよく分かりますね。
では、私たちはガンの発症リスクを下げるために何をすれば良いのでしょうか?
最低6時間以上の睡眠を心がける
理想は「毎日最低6時間以上の睡眠」を心がけるようにしてください。
6時間以下の睡眠になってくると発ガンのリスクが徐々に上がってくるという研究結果が出ているからです。(本心は7時間以上は睡眠とって欲しいです)
もしも仕事の関係で6時間以上も睡眠をとれない!という方は、睡眠の質を上げる方法をおすすめします。↓の記事に睡眠の質を上げる簡単な方法を紹介しています。
また、寝る時間はあるんだけど、不眠症でなかなか寝付けない!という方は↓の記事を参考にしてみてください。
今回はこれで以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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