鈴木祐(パレオ)さんの新書『ヤバイ集中力、1日ぶっ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』を読了しました!
こんな人におすすめの本です!
- 一生モノの集中力を手に入れたい
- 1日中ずっと冴えわたる集中力を手に入れたい
- 作業をしててもスマホが気になって仕方ない!
メンタリストDaiGoさんも絶賛しておられました。
ノーベル賞研究を応用した今すぐ集中力を320%上げる方法がここにあります(メンタリストDaiGo)
本書で紹介されている45コのライフハックをいくつか身に着けることができれば、1日中ブッ通しで集中力を持続させることができることも可能だと言います。
さらに、本書の著者である鈴木祐(パレオ)さんは
1年に数千本の海外の論文を読んでいる、科学的エビデンスしか信用していない良い意味での化け者。
です(笑)
この本で紹介されているライフハックは全て「信頼できるデータ」を元に書かれています。
そんな本書について、この記事では書評・要約をざっくり書いていますので良ければ参考にどうぞ。
- ヤバイ集中力の要約
- 45コのライフハックをいくつか紹介
- ヤバイ集中力の書評・感想・レビュー
もくじ
【書評・要約】「ヤバイ集中力」を読んだら一生モノの集中力が手に入るよ【鈴木祐(パレオの本)】
本書は以下の構成で書かれています。
- 序章 獣と調教師
- 第1章 餌を与える
- 第2章 報酬の予感
- 第3章 儀式を行う
- 第4章 物語を編む
- 第5章 自己を観る
- 第6章 諦めて、休む
集中力を底からレベルアップさせるために、まずは『集中力の本当の正体』を知る必要があるそうです。
【ヤバイ集中力】「獣と調教師」で集中力の正体を知る
集中力の正体を知るために、本書では比喩的に『獣』と『調教師』という言葉が使われています。
- 「獣」=偏桃体(本能的、欲望的、パワーが強い)
- 「調教師」=前頭前皮質(自制心、論理的、パワーは弱い)
ちょっと難しい専門用語が出てきましたが、簡単なので安心してください。
獣のように『お菓子が食べたい!』『ゲームがやりたい!』『だらだらしてYouTubeがみたい!』と本能的に感じてしまうのは、獣、偏桃体が欲望を支配しているからなんですね。
この獣というものは、放置しておくと我が身勝手に行動してしまいます。
あなたが作業中についスマホをみてしまうのも、この獣が自由気ままに脳内をうろついているからなんです。
そこで、登場するのが「調教師」。(某RPGのジョブみたい)
調教師は前頭前皮質の比喩で、論理的な思考を司るいわば『脳の司令官』とイメージしてもらったらOKです。
この調教師をうまくコントロールすることができれば、あの厄介な獣を躾けることができるんです!
調教師の強さというのは、半分遺伝子で元から決まっているのですが、もう半分は後天的に鍛えることができるとのこと。
その鍛え方・しつけ方(ライフハック)が『ヤバイ集中力』では45コも紹介されてるんですね~。
【ヤバイ集中力】「餌を与える」で獣を飼いならす
鈴木祐さんいわく、獣とうあくつきあうためには、まず「腹ごしらえ」すべきだと言います。
毎日の食事を改善して、獣に正しく餌を与えるのが集中力アップの基礎なんですね。
やっぱり集中力にはカフェインが最強
古くから言われている「カフェイン」が集中力を上げる!という説は、あらゆる論文を踏まえたメタ分析をみても正しかった、ということが分かりました。
- 150~200mgのカフェインを飲むと約30分で注意力の持続時間が向上する。
- カフェインの集中力アップ効果は、ベースラインから5%前後である。
「すぐに集中力をあげたい!」なんて人には1本の缶コーヒーを飲むと即効性がありますよ。
さらに!なんと!
本書では「とある5原則」を守りながらカフェインを摂取すると覚醒作用が最大になる方法を紹介してくれています。
ここでは2つだけ紹介します!
- 起床から90分はカフェインは飲まない
- 緑茶に含まれる「テアニン」成分と一緒に飲む
詳細は本書「ヤバイ集中力」でご覧ください。MIND食事法など、実践的な食事の取り方が書かれています。
【ヤバイ集中力】「自己を観る」で無限の集中力をゲットしよう
この章は、アツ過ぎました・・・。
小手先の「食事法」や「糖分摂取」だけでは絶対に手に入らない無限の集中力は、自己を観る(デタッチド・マインドフルネス)を会得しなければゲットすることはできないんです。
そして、このデタッチド・マインドフルネスが最も難しいライフハックテクニックになります。
一言で言ってしまうと『思考や感情から距離を置いて、ひたすら観察に徹する行為』のことです。
いわゆるマインドフルネスの応用版ですね。瞑想とかで耳にしたことがあるがいるのではないでしょうか?
本書の大肝となる章ですが、今回2つデタッチド・マインドフルネスのやり方について紹介しますね。
①【デタッチド・マインドフルネス】メタファーでつかむ
メタファーはマインドフルネス系の心理療法で有名な技法で、患者に「観察」のコンセプトを理解してもらうために使われています。
代表的なものは以下の3つ。
- 雲のメタファー
- 電車のメタファー
- 牧草地のメタファー
雲のメタファーを例にとって考えてみましょう。
感情はいわば雲のように、外からコントロールしたり形を変えたりすることは不可能であり時間の無駄です。
怒りの感情や悲しみの感情、退屈だ!と感じたときは、雲の観察日記をつけるかのうように、その流れをただ「観る」だけにするんです。
雲は時間が経つと風に流されて、遠く向こうに消えていきます。
つまり「集中力が切れたな、お菓子が食べたい」なんて感情も流れて消え去っていくわけです。
②【デタッチド・マインドフルネス】「聖域をつくる」デジタル管理法
デタッチド・マインドフルネスを最大限に生かすための「聖域つくり」としてデジタル管理法が紹介されてます。
SNSやメッセンジャーの通知、唐突に現れるポップアップの画面、やりかけのゲーム。。。
わたしたちの集中力を秒で崩壊させちゃう誘惑がデジタルにはごろごろありますよね。
そこでアドバイスとしてデジタルを管理する方法を3つ紹介します。
- ユーザーアカウントを切り変える(仕事用と娯楽用のアカウントをつくる)
- スマホの魅力を下げる(iPhoneのグレイスケールをONにしてモノクロ化)
- コンテンツブロッカーで誘惑をブロック(Freedomを使ってSNSをブロック)
作業中は集中力を削ぐような誘惑なデジタル情報はすべて遮断しよう!
【ヤバイ集中力】著者:鈴木祐(パレオ)さんってどんな人?
『ヤバイ集中力』の著者である鈴木祐(パレオ)さんはこんな人☟
- 慶応義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立
- 10万本の科学論文の読破し、600人を超える海外の学者をインタビューしながらヘルスケアをテーマとした書籍や雑誌を執筆
- 月間100万pvを超える「パレオな男」を運営中
- 書籍『最高の体調』『超ストレス解消法』『パレオダイエットの教科書』を執筆。
- メンタリストDaiGoさんのリサーチ協力者
ヤバイ。とにかくヤバイですねこの人は。
さらには、月に数千本の論文を読破しているということで、鈴木祐さんは集中力が本当に化け物です(語彙力)。
【ヤバイ集中力】45コの神ライフハックまとめ
amazon公式で45コのライフハック表が載っていたので、掲載させて頂きます。
本記事で紹介した神ライフハックはほんの一部です。(1割も満たないと思います。)
集中力に関する書籍は多数読んできましたが、こんなにも新しい科学的事実がふんだんに盛り込まれていたのは本書『ヤバイ集中力』がはじめてかもしれません。
【ヤバイ集中力】を読んだ感想・書評・レビュー
生産性を上げたいならまずこの本を読め!!!
これに尽きますね。
集中力は毎日鍛えるものです。
「ヤバイ集中力」で紹介されているライフハックを毎日実践すれば、自分をレベル上げしているかのごとく、日に日に集中力が上がっているのが実感できるはずです。
集中力を上げて、自由な時間を手にしたい方は必見の本だとわたしは思います。(2019年の本で1~2番目でオススメしたい本です笑)
今後、人生で一生お世話になる集中力がたったの1冊の本で鍛えることができるなんて良い世の中になりましたよね~(しみじみ)。
マジで買って損はしない本になってます。
ちなみに、鈴木祐さんが執筆した『ヤバイ集中力』の前作である『最高の体調』も超良書だったので気になる方だけチェックしてみてね。
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