こんにちは、ぴよえもんです。
メンタリストDaiGoさんが以前動画でおすすめしていた本
『お金に支配されない13の真実』を読破しました!!
本書は、お金と心理学の2つの面からアプローチをかけたなぜ人間は正しくお金を使えないのか?の疑問を解決してくれる本となります。
お金に対する人間の心理を知っているのか知らないかの違いだけで、今後生きていく上でお金の浪費の加減が変わってくると思います。
最近お金の浪費が激しいな。。いつの間にか財布からお金がなくなってるな。。。
とお困りの方は本書を手に取ってみると意外な事実が明らかになるかもしれませんよ!
- 第1章 人間とお金の関係はいつから始まるのか?
- 第2章 お金への愛着について
- 第3章 心の関係と銀行の関係
- 第4章 一度つかんだら離さないワケ
- 第5章 価格に適性はあるか?
- 第6章 お金でやる気は引き出せる?
- 第7章 賞金とお礼
- 第8章 お金はいくらあっても困らない?
- 第9章 貧困がもたらすもの
- 第10章 お金のダークサイド
- 第11章 お金と善意と幸福と
- 第12章 お金が溜まる心の持ち方
- 第13章 お金を使う喜び
もくじ
『お金に支配されない13の真実』で学んだこと:要約
個人的に印象に残った箇所をピックアップしていくつか紹介しています。
①クレジットカードや電子マネーを使うときは気を付けろ
クレジットカードや電子マネーなど
お金が現物で見えない状態
のとき人間は財布の紐がゆるくなるという研究結果が出ているのとのことです。
500円玉や1000円札など、現物を財布から出してお金を支払うときは抵抗感を感じるのに対して、目に見えない数値だけだと簡単にお金を出してしまうという人間の心理がある。
今後もっとキャッシュレスの時代に進んでいくことが明らかになっています。
現物でお金を支払っていることに慣れている私たちにとっては、お金の電子化というのは不慣れなものです。目に見えないお金をどうコントロールしていくのかが私たちの今後のお金の課題ではないでしょうか?
・お金とつきあうヒントその1
“クレジットカードで何かを買うとき、ATMで同じ金額を日出すところを想像する。そして、キャッシュで支払ってもいいと思える時だけカードで支払うようにする。”
②宝くじは同じ番号を買い続けてはいけない
”損失回避”と呼ばれる人間の心理の話です。
たとえば、Aさんという人がこんな考えを持っていました。
Aさん「毎月同じ番号(123456等)で宝くじを買うようにしてるんだ。ずっと同じ番号にしておけばいつかは当選すると思ってさ!」
Aさんのように、同じ番号の宝くじを買うことは絶対にしてはならないと本書では主張されています。
もしも、今月宝くじを買い忘れて、もしも、その月がちょうど同じ番号(123456等)で高額当選していたら考えたらどうでしょう?
悔しい!!買い忘れてなきゃ高額当選してたのに!!!
という心理が必ず働くきます。
これは”損失回避(損をすることを避けたがる性質)”という心理が強く働いている状態です。
つまり何が言いたいのかというと、同じ番号で宝くじを買い続けてしまうと損失回避を避けるために一生宝くじを買い続けなければならなくなるということです。
・お金とつきあうヒントその2
”宝くじを毎週同じ番号を選んで買ってはいけない。損失回避に囚われ永遠に買うのを止められなくなる。”
③自分の持ち物は高価なものだ!と錯覚する
あなたはメルカリやフリーマーケット、ヤフーオークション等を利用したことがありますか?
あなたの売り出した商品はきちんと正規の値段で売ることができましたか?
もし、商品を適正で納得できる価格で売ることができなかった。という方がいるのならば
授かり効果と呼ばれる心理状況に陥っている場合があります
”授かり効果”とは、たとえば
1000円のかわいいぬいぐるみを購入したとします。そのぬいぐるみを普段から愛用していく内に、どんどん愛着が湧いてくることで1000円以上の価値があると錯覚していく心理のこと。
つまり、正規の値段より高く値段を設定してしまうというわけです。
これではメルカリやオークションでモノが売れないのは当然のことですよね。
・お金とつきあうヒントその3
売りたい商品の希望価格を設定するときは、それが自分の持ちモノでなかったら?と想像してみることが必要だ。
④割高な頭痛薬を買うとすぐに頭痛が治る
”プラシーボ効果”と呼ばれる人間の心理を応用したお話です。
ここに全く同じ成分、同じ分量の頭痛薬がAとB2つあると仮定します。
Aの頭痛薬は500円。Bの頭痛薬は1500円です。
ここで被験者は「同じ成分、同じ分量の頭痛薬」とは聞かされていません。
値段だけが違う頭痛薬を飲むだけです。
その結果。お察しの通り
値段が高いBの方が頭痛薬の効果を最も発揮したという結果が得られました。
プラシーボ効果はなにも頭痛薬だけではありません。
食べ放題ビュッフェを食べるときも同じです。
安い食べ放題ビュッフェを食べるよりも、より料金が高い食べ放題ビュッフェを食べたときの方が、味がおいしいと錯覚するようになり食後の満足感もより高まるということも研究で分かっています。
・お金とつきあうヒントその4
”値段が高いと認識するだけで、それから得られる効果が格段に変わる。プラシーボ効果が人間には身についている。「安物買いの銭失い」とはこのことかもしれない。”
⑤子どもの成績を上げたければお金よりも褒め言葉
よく頑張ったね!えらい!ご褒美としてお小遣いあげちゃう!
成績を上げた子どもにお小遣いを上げたくなる気持ちはよく分かります。
が
成績を上げた報酬としてお金を与えてしまうと、勉強に励む気力が削がれてしまうという研究結果が出ています。
ご褒美を一度与えてしまうと、報酬目当てで勉強するようになっていきます。逆に報酬を与えなくなったとき、子どもは勉強する意味を見出せなくなるという結果にもなりかねません。
お金は勉強のモチベーション(インセンティブ)にはなりえないのです。
子どもの勉強のモチベーションを上げるためにはお金よりも褒め言葉です。
しかしここで注意点があります。
ただ適当に「えらい!よく頑張ったんね!才能あるよ!」と褒めてはダメです。
褒める対象は結果でなく過程を褒めてあげてください。
毎日1時間勉強がんばったから結果につながったんだよ!おめでとう!
といった感じです。結果ではなく過程。どうして結果につながったのか、そこを褒めてあげることが子どもを伸ばすポイントだと本書では指摘しています。
・お金とつきあうヒントその5
”お金よりも褒め言葉が大事。子どもの頑張った「結果」を褒めてはいけない。頑張った「過程」を褒めることで子どもはモチベーションを維持することができる。”
『お金に支配されない13の真実』読んだ感想
一言で言うと
お金を貯金できない浪費家の人は一読すべき本だと思いました。
いつの間にか財布からお金がなくなっていた。口座からすぐにお金が消えていく。。
なんて人はお金と心理学の勉強をして、いち早く浪費を防ぐ必要があると思います(わたしは浪費家なので本書でとても勉強になりました。)
本書では他にも
- ローンの利子は合理的なのか?
- 貯蓄と住宅ローン
- 成績高払いで本当に学力は伸びる?
- お金の心配が知能指数を下げる?
- お金のプライミング効果
について合理的かつ心理学的手法でアプローチをかけています。読んでいてとても興味をそそられました。
ページ数は330ページ程度でお値段は新書であれば1600円+税ということで、今後お金の無駄遣いが減るのであれば
本書を読んでお金について理解できれば元は簡単にとれるかと思います。
正しいお金の遣い方を学ぶことができる貴重な1冊です!
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