こういった悩みにお答えします。
もくじ
1. 致死率40%!睡眠時無呼吸症候群の症状、原因、対策、チェック方法まで解説
睡眠時無呼吸症候群はそのまま放っておくと、8年以内に致死率がなんと40%もあると言われいます。
睡眠というのはわたしたちが毎日行っている行為なので、とても身近な睡眠障害の一つでもあります。
この無呼吸症候群というのは自分が寝ているので、周りの人がいないと発見しづらいことでも有名です。
以下では、無呼吸症候群の発見方法やその症状、対策までを詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
2. 放っておくと死に至る恐れがある
上でも述べましたが、睡眠時無呼吸症候群というのは8年間そのまま放置しておくと致死率が4割もあるということが分かっています。
他にもたくさんの症状が出てきます。例えば
- 日中に瞬間的に眠りに落ちる
- 肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病になる
- 血液がどろどろになり、心筋梗塞や脳梗塞になる
- 自律神経やホルモン、免疫が正常に働かなくなる
などの身体にとってマイナスなことしかありません。
いかにこういった病状にかからずに生活できるかどうかは、この無呼吸症候群にかからないかどうかでも決まると言っても過言ではありません。
カナダの調査で分かったことですが、無呼吸症候群を早期に発見してそれをいち早く治療することができれば、「個人の年間医療費総額が半分になる」とも言われています。
いかに無呼吸症候群という睡眠障害が、私たちの人生に大きな負担になっているのかが理解できますね。
では次に、睡眠時無呼吸症候群はどういう人にかかりやすいのでしょうか?
3. 誰でも無呼吸症候群になりうる
確かに、欧米の国では肥満体型の人が無呼吸症候群になりやすいというデータが出ています。
しかし、日本人の場合は「体型に関わらず誰にでもなりうる」んです。
理由は、アジア人は顔が平たくてあごが奥まっており、気道がもともと狭いからだと言われています。
日本人は痩せていても気道が狭いのにも関わらず、肥満体型の人はさらに気道が狭くなってしまいます。
こうなると無呼吸症候群のリスクがかなり上がってしまうのです。
では、自分が無呼吸症候群だと判断するにはどうすればいいのでしょうか?
4. 大きないびきをかいている人は無呼吸症候群かも
無呼吸症候群かどうかを判断する大きな手掛かりとしては「大きないびき」にあります。
例えば、家族から「あなた大きないびきかいて、途中で息が止まってる感じがするよ?」と言われたことがある人はいませんか?
その人は無呼吸症候群の可能性があるかもしれません。
「大きないびきをかく」ということはそれだけ「気道が狭くなっている」ということとほぼ同じだからです。
ただ、いびきをかいているからと言って呼吸が止まっているとは限りません。
「健康な人でも、10秒間の呼吸停止が1時間に5回は起こっている」ことが分かっています。
逆に「睡眠時無呼吸症候群の人は、10~20秒間の呼吸停止が1時間に15回以上も起こっている」ということが分かっています。
さらに深刻な人は1時間に60回も呼吸が止まっていることがあり、1分ごとに10秒間、手で首を絞めつけられるようなことが起こっているのです。
これではいくら睡眠をとったとしても、睡眠の質が悪すぎて生活に支障が出てきてしまいます。
「仕事中で頻繁に眠気に襲われたり、集中力が全く出ない」というような日々が毎日続くようであれば、無呼吸症候群を疑ってみると良いでしょう。
ではもし自分が無呼吸症候群だった場合、どのような治療が行われるのでしょうか?
5. 無呼吸症候群は比較的簡単に改善する
無呼吸症候群というのは「呼吸器の気道が狭くなっていることにより起きる現象」です。
つまり、気道を広げることができれば治療することが可能ということです。
マウスピースやCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)といった器具を装着することによって、呼吸停止を防ぐことができます。
「もしかしたら無呼吸症候群かも。。」という人は早めに診察をしてみて、もし無呼吸症候群であればこういった器具を装着して最悪な事態を避けるようにするべきです。
次に、無呼吸症候群を予防するために私たちが生活の中で実践できることを紹介します。
6. 鼻呼吸を心がける
「日ごろから鼻呼吸を心がけるといびきが治る」
いびきが治るということは無呼吸症候群になる可能性も低くなるというこです。
なぜ口呼吸ではなく鼻呼吸をすることでいびきが治るのでしょうか?
その理由は、「鼻呼吸をせずに口呼吸だけで呼吸をすると、過剰に気道を確保しようとして気道に大きな負担をかけてしまう」からなんですね。
いびきというのは口から出るものなので、口呼吸を減らせれば自然といびきが治るということです。
「鼻から吸って鼻から出す」これを基本に毎日生活するだけで、いびきをなくすことができます。
また、鼻呼吸による腹式呼吸は「副交感神経を優位にさせてリラックスする効果」があります。
寝る前に、鼻で深い深呼吸すれば心地良く睡眠に入ることができるようになります。
いびきも治るし、睡眠の質も上がる。
鼻呼吸は今から実践してみましょう!
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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