こういった悩みにお答えします。
✓目次<本記事の内容>
- 食後に眠くなる理由がついに明らかになった
- 高脂質な食事は「オレキシン」という覚醒物質の分泌を抑制する
- 午後2時ごろは昼食に関係なく、「倦怠感」がくる
- 昼食は脂質の多い食べ物を避ける
- 睡眠の質のために夕食は必ず食べること
もくじ
食後に眠くなる理由がついに明らかになった
食後の極度の眠気の原因は、なんと「高脂質な食品を食べたから」ということが最近の研究で分かってきました。
高脂質な食品というのは例えば、「カレー、ラーメン、焼き肉、揚げ物、ファストフードなど」が挙げられます。
どれもおいしいものばかりですね。
しかし残念なことに、こういった高脂質な食事をした後は極度の眠気に襲われてしまうのです。
ではなぜ、高脂質な食事をした後に眠気が来るのでしょうか?
以下ではその理由と、これからあなたが食後に眠気に襲われない方法を分かりやすく説明しています。
ぜひ参考にしてください。
高脂質な食事は「オレキシン」という覚醒物質の分泌を抑制する
高脂質な食事をした後、眠気に襲われる理由を説明します。少し専門的なワードが出てきますが、ご了承ください。
高脂質な食事をした後というのは「食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌が多くなり、食欲を増進するグレリンというホルモンの分泌が少なくなる」ということが分かっています。
つまり、身体が「もう一杯食べたから、これ以上食べないで!」と言っているのと同じことです。
これはホルモンバランスが崩れている状態でもあります。
このレプチンとグレリンのホルモンバランスが崩れてしまうと「オレキシンという覚醒ホルモンの分泌も抑制されてしまいます」
「覚醒ホルモンが抑制されるということは、眠気が来る」ということとほぼ同じ意味です。
まとめると、「高脂質な食事をしたことでホルモンバランスが崩れ、それにより覚醒ホルモンが抑制されて眠気が来る」というわけです。
これが食事をした後に眠気がくる理由だったのです。
午後2時ごろは昼食に関係なく、「倦怠感」がくる
食事が原因で眠気が来るのもそうなんですが、実は「午後2時あたりというのは生物学的に7割近くの人が眠気とは違う倦怠感に襲われる」ことが分かっています。
これは遺伝子で決まっており、何をしようと避けることのできない倦怠感となっています。
この倦怠感と昼食後の眠気が組み合わさってしまうと、かなり眠たくなるのは明らかです。
食事からから来る眠気を軽減することができれば、日中眠気に襲われずに済むということも分かっています。
次に、「どのように昼食をとれば眠気に襲われないで済むのか」について説明していきます。
昼食は脂質の多い食べ物を避ける
答えは簡単「脂質の多い食事を避ける」ということだけです。
上で挙げたように「カレー、ラーメン、焼き肉、揚げ物、ファストフードなど」これらは、昼食には最低限避けるべき食べ物です。
その代わりに例えば「バナナ、ブルーベリー、ナッツ」などで軽くお腹を満たす程度で十分大丈夫です。むしろ午後の集中力が上がります。
日本人の中には「必ず昼食を食べなけばならない!食事をしないと元気が出ないし、頭に血が回らないから仕事がはかどらないんだ!」と誤解している人が少なからずいらっしゃいます。
昼食をがっつり食べるのはむしろ逆効果です。
高脂質な食べ物ばかり食べていると、眠気はもちろん肥満にもなりますよね。
肥満になってしまうと「睡眠無呼吸症候群」などの睡眠障害も引き起こしかねません。
「昼食の高脂質な食べ物は百害あって一利なし」です。
昼食は軽食で済ませるように心がけましょう。
睡眠の質のために夕食は必ず食べること
逆に「夕食はがっつり食べるようにしましょう」
朝食や昼食を軽く済ませておけば、夕食はたくさん食べても問題ありません。(もちろん限度というものはありますが)
眠気のメカニズムを理解できれば、夕食をがっつり食べることでオレキシンの分泌が抑制されて眠気を意図的に感じることができるのです。
この眠気を感じたときに寝ることで、睡眠の質を上げることができます。
食生活スタイルをコントロールすることで、肥満防止にもなりますし睡眠の質の向上も狙うことができます。
朝昼を食べない、もしくは軽食で済ませることは最初は慣れるまでが大変です。
しかし、慣れてしまえば全く苦になりません。
明日から実践してみて効果を感じることができたなら、あなたの人生はよりよくなることは間違いありません。
何事もチャレンジが大事です。がんばってください。
どうしても昼食後に眠気がぬぐえないという人は、「20分の仮眠」をおすすめします。詳しくは↓の記事に書いていますのでぜひ参考にしてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントを残す