睡眠不足でイライラしやすい理由がついに明らかになった【ドラッグやアルコールに手を出してしまう可能性も】

このような悩みにお答えします。

こんな人向けの記事です。

本記事では、睡眠不足によってイライラする理由を詳しく説明。さらにはそのイライラによってドラッグやアルコール、さらには子供の自殺までに発展してしまうという内容を説明しています。

日ごろのイライラで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

睡眠不足でイライラしやすい理由がついに明らかになった

「あ～～もうイライラするな！あんた勉強はしたの？！遊んでばっかりいないで勉強しなさい！！」

と、イライラして周りの人に八つ当たりした経験はありませんか？

そのイライラの原因はストレスのほかに「睡眠不足が原因でストレスのコントロールが出来なくなった」ことが原因の可能性があります。

睡眠不足によってなぜストレスのコントロールが出来なくなるのか、その理由を以下では詳しく説明しています。

怒りを抑えるブレーキが効かなくなる

人の脳には「偏桃体」と呼ばれる怒りを感じる部位と「前頭前皮質」と呼ばれる合理性、論理性、意思決定を司る部位が存在します。

十分な睡眠をとっている人であれば、たとえ偏桃体で怒りを感じたとしても、前頭前皮質がきちんと作用して感情のコントロールをすることができます。

感情をコントロールすることができるので、怒りを周りの人にぶつけると言ったことはありません。

しかし、睡眠不足の人の場合は逆です。

睡眠を十分にとれていなければ、脳内で怒りを感じる偏桃体と意思決定を司る前頭前皮質のつながりがうまく行われていないことが分かりました。

つまり、前頭前皮質で感情のコントロールがうまく出来ずに偏桃体で感じた怒りをそのまま表に出してしまう、ということが起きてしまうのです。

簡単に言い換えると、怒りを抑えるブレーキが効かなくなるということですね。

こういった理由によって「ついカッとして周りの人に八つ当たりしてしまう」というようなことをしてしまう訳です。

喜怒哀楽が激しくなる

実は、睡眠不足でイライラするだけではありません。

睡眠不足が原因で「ポジティブになったりネガティブになったり、喜怒哀楽が激しくなる」ということも最近の研究で分かってきました。

先ほど怒りを感じる偏桃体の説明をしましたが、その偏桃体の近くに「線条体」と呼ばれるポジティブなこと、楽しいことを感じる部位も存在することが分かっています。

睡眠が不足していると、前頭前皮質と偏桃体のつながりが失われると説明しましたが、この線条体のつながりまでも失われているということが分かったのです。

つまり、思考や意思決定に関係なく「怒ったり、楽しんだり」という喜怒哀楽がより本能的になってしまうわけです。

周りの人に「この人、楽しいときはすっごい笑ってるけど落ち込むときはすっごい落ち込むよね。情緒不安定すぎる。」というような方はいませんか？

もしかすると、睡眠不足によって感情のコントロールがうまくいっていないことが原因の可能性があります。

ネガティブな要素が強すぎると「抑うつ」といった極度の無気力状態に襲われ、「自分は無価値なんだ、人生なんてなんの意味もない！」といった精神状態に陥りやすいことも分かっています。

ドラッグやアルコールに手を出し、さらには子供のいじめまで

感情のコントロールがうまくいかず、極端にポジティブな感情になることも注意が必要です。

ポジティブになりすぎると「スリルを求めてちょっとしたリスクに快感を覚える」危険性があります。

このスリルによって「危険薬物やアルコール」などに安易に手を出すようになり、それが依存症として身体に害を与える機会が多くなるという訳です。

前頭前皮質で感情のコントロールが効かない状態で依存症になってしまうと、依存症から抜け出すことがほとんど不可能に近くなります。

ドラッグやアルコールだけではありません。

睡眠不足が子供のいじめ問題にも関連しているのではないか？と注目されるようになってきました。

睡眠不足が原因で怒りの感情をコントロールすることができずに、学校の人に弱いものいじめをしてしまう。といった理由です。

睡眠不足により攻撃的になってしまう、という訳です。

十分な睡眠をとって感情のコントロールをすることができれば、そもそもいじめは起きないよね。という新しい見方です、面白いですね。

すぐイライラしてしまう人は十分な睡眠をとろう

偏桃体、線条体、前頭前皮質のつながりを得るには十分な睡眠をとる以外ありません。

つまり、いつもより早めに寝るだけで周りの人たちに怒りをぶつけなくて済むようになるかもしれないのです。（７～８時間の睡眠が妥当でしょう）

「でも仕事で忙しくて、睡眠時間なんて限られてるんだよ！無理言うなよ！！」

という方もいらっしゃると思います。

十分な睡眠時間の確保ができない方は「睡眠の質を上げる」しかありません。少ない睡眠時間で長時間睡眠したのと同じ効果を得るしかないということです。

↓の記事に睡眠の質を上げる簡単で効果絶大な方法を説明しています。睡眠時間の確保が難しい方はぜひ参考にしてくださいね。

睡眠の質を上げる８つの方法！今夜から誰でも実践できちゃいます