こういった悩みにお答えします。
もくじ
1. お酒と睡眠薬の併用は絶対にダメな理由
「お酒と睡眠薬を併用しては絶対にいけません」
あなたがどんなに寝つき悪くて悩んでいても、併用は必ず避けるようにしてください。
お酒と睡眠薬をどちらも過剰に摂取してしまった場合、最悪「死に至るケース」も十分にありえます。
では、なぜお酒と睡眠薬を併用してはダメなのでしょうか?
以下にその理由を詳しく説明し、さらに「睡眠薬に頼らない寝つきを良くする方法」も紹介していますのでぜひ参考にしてください。
2. お酒自体に睡眠薬の効果がある
お酒と睡眠薬を絶対に併用してはいけない理由は「お酒自体に睡眠薬の効果があるから」です。
睡眠薬というのは元々、人の脳内にある「ギャバ(GABA)」という神経伝達物質のアミノ酸を活発に働せる役割をしています。
この「ギャバ」というのは、人が寝ているときに唯一活動できるアミノ酸です。
睡眠薬はこの「ギャバ」を活発に働かせることで「睡眠導入」や「睡眠維持」の効果を促しているわけですね。
睡眠薬の効果をみてわかるように、睡眠薬というのはそもそも「麻酔薬」として使われおり、呼吸抑制効果が備わっています。
ここで、睡眠薬と同じ効果をもつお酒まで飲んでしまったらどうなるでしょうか?
そうです。「ギャバを活発に働かせすぎて呼吸抑制効果を促してしまい、最悪死に至るかもしれない」のです。
あなたは「睡眠薬を大量に服用して自殺を図った」などと言ったニュースを耳にしたことがあるのではないでしょうか?
お酒と睡眠薬を併用するというのは、実はこれと似たようなことをしているということを自覚してくださいね。
3. 睡眠薬に頼ってはダメな理由
睡眠薬はお酒と併用することももちろんダメですが、「睡眠薬だけでも服用することは避けた方が良い」でしょう。
理由を説明します。
確かに、睡眠薬を服用することで寝つきが良くなって睡眠には良い効果を発揮するかもしれません。
しかし、「睡眠薬を習慣化して飲み続けると、将来認知症になるリスクが3.5倍に膨れ上がる」というデータが出ています。
この睡眠薬と認知症について詳しく説明している記事が↓になります。気になる方はぜひ参考してください。
睡眠薬に頼りすぎた「ツケ」が、「認知症」になって帰ってくるというわけです。怖いですね。
では、睡眠薬を使わずに寝つきをよくする方法ってあるのでしょうか?
次に、「適量な飲酒を利用した寝つきを良くする方法」を紹介したいと思います。
4. 少量な飲酒は「睡眠に良い」という新事実
「少量な飲酒であれば寝つきが良くなり、睡眠の質を下げない」ということが最近の研究で分かるようになりました。
理由は、「少量な飲酒であれば、程よい睡眠導入の効果が得られるから」です。
かわいい羊さん、「お酒が睡眠に良いとは言っていません。度数が強くても、少量の飲酒ならば睡眠に良い」と言っているのです。
睡眠薬は認知症のリスクを上げてしまうので、代わりに「睡眠導入の効果があるお酒」を利用するというわけです。
では、少量とはどれくらいなのでしょうか?
その人の体重にもよりますが、日本酒換算で1~1.5合程度が目安の少量となります。
また「飲酒する時間」も重要となります。
- 1合程度なら、寝る100分前
- 2~3合程度なら、寝る2~3時間前
が目安となります。
「ナイトキャップ」といった、お酒単独で飲む一口は寝る直前でもOKです。
睡眠薬とほぼ同様の睡眠導入の効果が期待でき、寝つきがよくなる可能性が上がります。
5. 睡眠の質を上げる生活を心がけることが1番
言うまでもなく、「お酒や睡眠薬の力を借りずに、良質な睡眠をとることが1番健康的に良い」です。
頼ることは依存症に発展する恐れもあるので、生活習慣を見直して睡眠の質を上げることがベストなのです。
↓の記事にお酒や睡眠薬などの力を借りずに、「寝る前の生活スタイルを変えるだけで質の良い睡眠をとる方法」を詳しく説明しているのでぜひ参考にしてください。
今回はこれで以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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