こんな悩みにお答えします。
本記事では家族が夢遊病でトイレに行き始めたときの原因と対策を徹底解説しています。
こういった人向けの記事です。
- 夢遊病でトイレに行き始めた人がいる
- 夢遊病の原因ってなに?
- 夢遊病の対策ってあるの?
- 重い病気かどうか心配だ
夢遊病でお困りの方、その原因と対策を知りたい方はぜひこの記事を参考にしてください。
もくじ
【経験談】家族が夢遊病でトイレに行き始めたときの原因と対策を徹底解説します
まずわたしの祖母の夢遊病の経験談から話したいと思います。
わたしの祖母は初期のうつ病が原因で、寝言で叫ぶことが毎晩のように起こっていました。
今はだいぶ寝言の叫ぶには慣れたのですが、ある日突然、何度も頻繁にトイレに行くようになったんです。
20分に1度はドアを開けてトイレに行く様子が分かったので、流石に「これはおかしいぞ」と心配になってきました。
そのあくる日、祖母に直接こう聞いてみました。
すると祖母は
こう聞いてわたしは思いました。
これは夢遊病かもしれない。
寝言の叫びに続いて夢遊病にまでなってしまった祖母をどうすればいいのか、悩みに悩んで本やネットでたくさんの情報を探してみました。
この記事では、そこで手に入れた情報をみなさんに共有することが目的です。
1. 夢遊病ってなに?
そもそも夢遊病ってなに?という話からさせてください。
夢遊病とは、睡眠障害の一種であり、眠りながら何らかの動きをすることです。
たとえばこういった眠りながら
- 歩く
- 話す
- 食べる
- メールを送る
- トイレに行く
これらの1つでも夜中に眠りながらしたことがある場合は夢遊病である可能性が非常に高いです。
わたしの祖母の場合は夢遊病で「トイレに行く」という行為をしていました。
では、これら夢遊病の原因とはいったいなんなのでしょうか?
2. 夢遊病の原因
夢遊病の原因は完全に解明されたわけではありませんが、以下の3つが主な原因と考えられています。
- 両親のどちらかまたは両方が夢遊病の遺伝をもっている
- 精神的なストレスを抱えている
- 生活リズムが一定ではない
両親が夢遊病の経験があるならば、それは遺伝が原因である可能性が高いです。
私の祖母の場合は遺伝ではなく、精神的なストレスが原因であったと考えています。これは夢遊病の対策のところでまたお話しますね。
3. 夢遊病の対策
親から遺伝で夢遊病になっている場合に関しては対策のしようがありませんが,それ以外の精神的ストレスや生活のリズムを改善することで夢遊病の症状を和らげたり,なくなったりする場合があります.
就寝前に筆記開示の習慣をつけよう
これは実際にわたしの祖母がやっていた夢遊病対策になります.
筆記開示(Expressive writing)とは、「自分が体験したネガティブな経験を、感情や思考を包み隠さず書き記す」ことで不安や悩み事などのネガティブな感情を減らすことができる方法です。
心にたまったストレスを紙に吐き出すことで気持ちがスッと楽になることが海外の多数の論文で実際に証明されています。書いた紙は引き出しの中にしまって「おわり!」と声に出して言うとことで、心にたまったストレスを思考から切り離すことができることが分かっています.
わたしの祖母の場合は,小さな紙切れやメモ帳に本人が今抱えている悩みごとをすべて書き出させました.
不安やストレスを抱えたまま眠るのは寝言や夢遊病の原因につながることが分かっていたので,積極的に筆記開示することを薦めていました.
現在,祖母の寝言は未だに治っていませんが,夢遊病の症状はほとんど見られなくなったので一安心しています.
日中の隙間時間に適度な運動をする
デスクワーク等の仕事をしている方は特に,毎日の生活の中に運動を取り入れてください.
書籍「最高の体調」によると
- 45分のキツい運動を週に2回
- ストレス解消だけなら週に2回の早歩き12分
ただ生活に運動をとり入れるだけで,ストレスとうまく付き合えるような身体作りができるようになるとこの書籍では述べられています.
しかし,いきなりキツい運動をはじめると長続きしないでしょう.
はじめは10分程度の軽いウォーキングからはじめることをおすすめします.
わたしもわたしの祖母も,週に2回の10〜20分のウォーキングを心がけています.太陽の光も同時に浴びることができるのでビタミンDやメラトニンの分泌をうながして骨の強度や睡眠の質も上げることができるんですね.
精神的ストレス対策には運動は欠かせません.
最初はしんどいと思いますが,5〜10分のウォーキングからはじめてみてはいかがでしょうか?
起床時間を固定する
たしかに気になりますよね。
先ほども述べましたが、生活のリズムが狂っていることによって夢遊病を発症するケースも存在します。
そこで、生活のリズムを正しく治すためには起床時間を毎日固定することが大事だと「スタンフォード大学:最高の睡眠」で記述があります。
起床時間を固定することで、夜中の決まった時間に眠気を意図的に感じられるようになります。
起きる時間を固定すると、実は就寝時間も固定したことになるんです。すると徐々に生活のリズムが一定になっていきます。
夢遊病になったらすぐ病院に行った方がいいの?
書籍「睡眠は最強の解決策である」によると
夢遊病のたいていの症状(眠りながら歩く、話すなど)は無害であり、とくに治療の必要はないということです。
医療の介入が必要になるのは、夢遊病の本人か、またはその家族やパートナーが症状によって健康被害を受けている、または身の危険があると判断されたときだけです。
夢遊病が原因で殺人事件にまで発展したという驚きの事件がカナダのトロントで起こったことがあるという報告があります。
そうなる前に、夢遊病で暴力をふるったりなど身の危険を感じた経験がるときはすぐに病院で治療をうけた方が賢明でしょう。
きちんとした治療法が病院では用意されているので安心してください。
4. 夢遊病の原因・対策(まとめ)
夢遊病で「歩く、話す、食べる、トイレにいく」などといった行動はそこまで深刻に考える必要はありません。
私の祖母の夢遊病は筆記開示でほとんど完治しました。時間が経てば自然と治る場合もあります。
お子さんの場合は、成長期や思春期の時期には脳が発達段階にあるので夢遊病や寝言などがよく起こるそうです。心配にならずに温かく見守りましょう。
それでは。
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