このような悩みにお答えします。
記憶力を2倍にする睡眠方法はインターリービング睡眠法と呼ばれています。あなたの生活に取り入れるだけで記憶が2倍にもなるので学生の方はもちろん社会人の方たちにも必見の内容になっております。
学生は成績に直結し、社会人は収入に直結する内容なので理解するまで何度も読むことをおすすめします。しかしインターリービング睡眠法はとても簡単で今日から実践できる方法です。理解したら実際に実践するようにしてくださいね。
インターリービング睡眠法の説明をする前に、睡眠と記憶力の関係について説明します。
もくじ
1. 睡眠をとれば記憶力が上がるって本当なの?
睡眠には大きく2つに分けることができます。みなさんも耳にしたことがあるでしょうレム睡眠とノンレム睡眠です。
この2つの睡眠のうち、レム睡眠の時間帯に人間の脳は記憶の整理をしています。つまり記憶を統合している時間、定着させる時間なんですね。睡眠をとると記憶力が上がるというのは、このレム睡眠があるおかげなんです。
逆にノンレム睡眠というのは、身体も脳も全て休める時間になっています。このときの脳は活動をしていないので、記憶の定着とは全く関係がありません。ちなみにノンレム睡眠の質が良いと睡眠全体の質が良くなるということが分かっています。
2. インターリービング睡眠法ってなに?
インターリービング睡眠法とはある作業内容を50%と終わらせたら一旦作業を中断して睡眠をとり、その後に残りの50%を終わらせるという睡眠法になります。これは人間の長期記憶を効率的に伸ばす方法になります。
簡単に言うと、作業のど真ん中に睡眠をはさむということです。
3. インターリービング睡眠法のコツ
インターリービング睡眠法の効果を上げるコツを紹介します。
①作業内容の50%終わらせたら睡眠をとる
たとえば20個の単語を覚えないといけないノルマがあったとします。作業内容の50%終わらせたら睡眠をとるので、10個の単語を一通り覚えたら睡眠を入れてからその後に残りの10個を覚えるということです。
10個の単語を覚えてから睡眠をとることで、その10個の単語を記憶に定着することができます。最初の10個を記憶に定着させてから残りの10個の単語を覚えることで効率的に単語を覚えることができるようになるんですね。
本を読むときだったら、たとえば100ページ読むと目標を決めていたら50ページ読んだ時点で一度睡眠をはさんで、残りの50ページを読み切る。これをすることで記憶の定着率が2倍ほど違うことが分かっているんです。
実際にインターリービング睡眠やってみた!
わたしは良くビジネス書を読みながら、気になったところをメモして、キリのいいところで読むのをやめていたのですが、50%のところで読むのをやめて睡眠をはさんでみてたところ...
短期的ではなく,長期的に本の内容を覚えられるようになりました。
これは本だけに限らずに,学生であれば勉強でも応用が効きます.
たとえば10ページのワークに宿題があれば5ページ終わったところで,一旦仮眠を挟んで,起きてまた残りの5ページに取り組めば記憶の定着率が2倍も違うということです.
友人に悩み事を相談されたときは、スパッ!と本の内容から知識を引っ張りだせるようになったので効果は抜群だったと実感しています。
②睡眠は20分の仮眠でいい
学生や社会人の方はがっつり睡眠時間をとれないと思いますので、間に睡眠をはさむときは20分程度の仮眠で構いません。というより20分の仮眠をおすすめします。
20分の仮眠をはさむことによって
- レム睡眠を素早くとれるので記憶の定着率が上がる
- 起きたときの覚醒度が格段に上がる
- 集中できるようになって活動パフォーマンスが上がる
- 認知症の発症リスクが仮眠をとっていない人に比べて1/7になる
余談ですが、わたしも昼食後は必ず20分の仮眠をとるようにしています。仮眠の効果は絶大ですよ。逆に20分を超える仮眠をとってしまうと、だんだんと仮眠で得られる効果が減ってきてしまうので20分前後で仮眠はお願いします。
③仮眠上級者にはコーヒーナップをおすすめ
コーヒーナップというのはコーヒーからカフェインを摂取してから寝るという仮眠方法です。
カフェインは摂取して体内に入ってからおよそ20分後に覚醒効果が現れてきます。つまり仮眠と相性抜群なんです。コーヒーカップ1杯くらいで十分のカフェインを摂取することができるので、仮眠上級者の方にはぜひ試してみてね。詳しいコーヒーナップ術は→眠気と疲れを一気に解消!たった20分の仮眠で脳の覚醒度を取り戻す「コーヒーナップ」仮眠術
④全く時間がない人は1分間だけ目を閉じるだけでもいい
20分の仮眠する時間もないよ!という方は、トイレにでもいって1分間だけ目を閉じるだけでも効果を得られます。記憶の定着は期待できませんが、覚醒度や集中力は少しだけ取り戻せるはずです。
この超仮眠法は「マイクロスリープ」と呼ばれています。授業中や会議中に「うつら。。うつら。。」と頭を上下にがくがくさせながら眠った経験があることでしょう。これは脳が勝手にマイクロスリープをとっているんですね。
4. おまけ:『一夜漬け』の勉強はなるべく避けよう
学生に多いのが一夜漬けでテストの乗り切ろうとすること。上で説明してきたように、レム睡眠をきちんととらなければ、いくら頑張って覚えようとしても記憶が定着することはありません。テスト前日に徹夜で勉強なんてのは一番効率の悪い勉強法です。記憶も定着しませんし、集中力もガタ落ちしてしまいます。
テストの日程が決まったのなら、それから逆算して1~2週間前くらいから少しずつ暗記ものは覚えていった方が記憶への定着率がかなり違います。心にもゆとりができるので、効率よく暗記したいのであれば、インターリービング睡眠法を日ごろから実践することをおすすめします。
5. インターリービング睡眠で効率の良い勉強を
50%で作業を中断する??中途半端でなんか気持ち悪いな。
と思っているそこのあなた。わたしも完璧主義なので、気持ちもよくわかります。
しかし、実際に半分まで作業を終えてから睡眠をはさんでみると本当に記憶の定着率が変わったんです!
学校や職場なんかでよく見る光景、机に突っ伏して寝ている人っていませんでしたか?
あれって脳科学的な観点で考えたら、すごく効率の良い記憶術だったんですね笑
人間のレム睡眠を利用した、画期的な記憶術なのでぜひ騙されたと思って試してみてください。
記憶力を上げて、あなたの生活が豊かになりますように。
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