このような悩みにお答えします。
結論から言いますと、トマトを寝る前の1~2時間前に食べると睡眠の質があがってぐっすりと眠れるということが分かっています。
トマトの意外な成分とその仕組みについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
1. トマトを食べると眠くなる
寝る前に「トマト」を食べることで睡眠の質が上がることが科学的に分かっています。
なぜトマトなのでしょうか?トマト以外にも睡眠の質を上げられる食べ物はないのでしょうか?
トマトが眠りを誘うのかの理由と、トマト以外で眠りを誘う食品をほかにもいくつか挙げています。
2. トマトを食べると眠くなる理由
人が眠気を感じる時、実はその時に「体温が下がっている」ことが科学的に分かっています。
つまり、体温を下げることによって意図的に眠気を感じることができるわけです。
みなさんはお風呂に入った後、眠く感じることはありませんか?
この眠く感じる理由というのは、「お風呂で一時的に体温が上昇し、お風呂から上がったあと身体から熱が出て体温が下がるから」なんですね。
とにかく「身体内部の体温を下げる」ことで眠気を感じるようになるのです。
ではここでは「トマト」を紹介している理由はなんだと思いますか?
そうです。トマトは体温を下げる性質があるのです。
トマトが体温を下げる理由としては、トマトに多く含まれる「カリウム、水分が体温を下げる効果」があって、さらにその両方を一緒に摂取すると「利尿作用」が働きます。
この「利尿作用」で出した尿は体の熱も一緒に出してくれるため、体温が下がるというわけです。
さらにトマトにはメラトニンという眠気を誘うホルモンの分泌を促す成分が大量に入っています。ここまでメラトニン成分が食品に入っていることは珍しいので積極的にトマトを食べることをおすすめします。
もちろんあります。カリウムや水分を多く含む食品であれば、別にトマトではなくても睡眠の質を上げてくれるものがあります。
トマト以外にも効率的に体温を下げてくれる食品をいくつか見てみましょう。
・きゅうり
・レタス
・なす
・バナナ
そのまま調理して食べても良いですが、よく冷やしてから食べるのも効果的です。さらに体温を下げる効果が期待できます。
わたしはよく寝る前の1~2時間前に、冷蔵庫に冷やしておいたプチトマトやバナナを1~2つくらい食べてから寝るようにしています。食べなかった頃に比べると、よく眠れるようになった感じがしています。
トマトジュースで代用しても構いませんが、糖分が多く含くまれている可能性があるのでできればプチトマト等を生で食べて頂いた方がよろしいかと思います。
トマトを食べる時間は寝る前の1~2時間前がベストです。
トマトに含まれるGABA成分
トマトには「カリウム、メラトニン、多くの水分」の他にもGABAと呼ばれる人間の興奮を抑える成分も多く含まれていることが分かっています。
ストレスや不安で脳が興奮状態だと安眠することはできません。そこで興奮を抑えるGABAを摂取することで、脳が落ち着きを取り戻し、興奮しない状態で眠りにつくことができます。
GABAチョコレートって耳にしたことはありませんか?GABA成分がたくさん入ったチョコレートのことです。GABA成分が天然でトマトにもたくさん含まれているということですね。
3. ぐっすり眠りたいなら朝食に「トリプトファン」を多く摂取しよう
その一工夫とは朝食にトリプトファンを多く含む食品を食べるということです。
トリプトファンというのはセロトニンを作るために必要なアミノ酸のことです。
セロトニンというのは脳を覚醒させるいわば活動のエネルギー源みたいなものです。このセロトニンを多く作ることで日中の仕事のパフォーマンスを良くすることができます。
そしてこのセロトニン、夜になるとメラトニンという物質に変わります。
トマトでも出てきましたが、このメラトニンこそが眠気を誘う睡眠ホルモンなのです。
このメラトニンを夜に多く分泌させるために、朝食に「トリプトファン」が多く含まれる食品を食べるということなんですね。
では、トリプトファンが豊富に含まれる食品をいくつか紹介します。
・パン(穀類、白ご飯よりパンが好ましい)
・サバ焼き(魚介類、アジ、鮭など)
・鶏肉(肉類ならなんでもOK)
・卵、牛乳などの乳製品
これらの食材を中心にバランスの良い朝食をとることが、仕事のパフォーマンスや質の良い睡眠につながるわけです。
寝る前の夕食にはトマトを積極的にとって、朝食や昼食にトリプトファンを多く含む食品をとることで眠りの質が格段に変わってきますよ!
コメントを残す