この記事では,子供の寝言が増えてきて心配!寝言が増えた原因を徹底解説しています.
このような悩みにお答えします。
初めて子育てをする親御さんは「子供の寝言が増えてきたけどこれって大丈夫なの?」と心配になりますよね.
そんな心配はこの記事が解決します.この記事を読むだけで
- なぜ子供の寝言が増えてきたのかが理解できる
- 安心して眠れるようになる
- 子供の成長を実感できる
先に結論から言ってしまうと,子供の寝言が増えてきても心配する必要はありません.
それはなぜなのか?それは今から説明しますのでご覧ください↓
もくじ
1. 子供の寝言が増えてきた原因って?
子供の寝言が増えてきた原因を今から説明しますので、まず先に「なぜ人は寝言を言うのか」のメカニズムを少し説明させてください.
人の睡眠は大きく2つに分けることができます。
- レム睡眠=浅い睡眠=記憶を定着させる時間
- ノンレム睡眠=深い睡眠=脳を休ませる時間
多くの場合、人はレム睡眠のときに「今日起こった出来事を脳が頭の中を整理をする」のでそのときに夢を見ます。その夢に対して、寝ている時に言葉を発することを「寝言」というのです。
子供は大人よりも外部からの刺激(情報)をより多く受け取りやすく、いわゆる成長しやすい時期です。
外部からの刺激を多く受け取りやすい、ということはその分「寝る時に今日起きた出来事を、より多く脳が整理しなければならない」ということになります。
具体的に外部からの刺激というのは、小さいお子様であれば、「行きたい場所に連れて行ってもらえなかった、欲しいものを買ってもらえなかった、たくさん外であそんだ」。少し成長した子供であるなら「学校の友達と喧嘩してしまった、友達と計画して遠くまで遊びに出かけた。」といった感じです。
精神的、肉体的にも成長している時期ですね。
より多く脳が頭の中を整理する時間が増えると必然的に寝言や夜泣きが増えることになるんですね
以上の理由から、子供の寝言・夜泣きが増えたことに対してはあまり敏感にならなくても大丈夫です(成長している時期だから)。安心して見守りましょう。
2. Q.子供が寝言を言ってるときは起こした方がいいの?
A. 起こさなくて結構です.
先ほども説明しましたが,寝言を言っているときは頭を整理して記憶を定着させているサインです.
毎晩何度も寝言や夜泣きがうるさくて起こしたくなる気持ちも分かりますが,ここは「子供が成長しているんだ!」と思ってグッとこらえてください.起こさずに頭を撫でであげたり,抱きかかえてよしよしするなどして寝言や夜泣きが治まるまで待ちましょう.
子供の寝言に対して返事はしていいの?
寝言に対して返事していいの?という疑問に関しては返事をせず無視することが1番です.
なぜなら子供が見ている夢と現実がごちゃごちゃになって脳の記憶の整理を邪魔することになるからです.
寝言で「〜〜なの?」という風に疑問形で尋ねられたとしても,答えずに暖かく見守るのが正解です.答えたくなる気持ちは分かりますが,子供のためを思ってグッとこらえましょう.
3. 長い期間寝言が続く場合は子供とスキンシップを
しかし、成長しているとは言っても多少のストレスを感じていることは事実として存在します。
あまりにも長い期間(1週間程度)寝言や夜泣きが続いている場合、子供は大きなストレスを抱えている可能性もあります。
そんなときは「子供と、より多くスキンシップ」をとってあげましょう。
例えば、子供の話をよく聴いてあげたり、一緒に遊んであげたり、ときには抱きしめて安心感を与えてあげたり。子供に安心感を与えてあげるとストレスは軽減されて、ぐっすりと眠ることができます。
それでもなお、「寝言・夜泣きがひどくなって治らない・・・」という場合は治療が必要な可能性もあるので睡眠障害の専門医に相談してみると安心でしょう。
4. 子供が発狂しているような寝言の場合は「夜驚症」かも
子供の寝言がただ増えただけでなく,寝言が大声で「ギャーー!」と発狂しているような場合,それは「夜驚症」と呼ばれる症状の可能性があります.
夜驚症とは別名「睡眠時驚愕症」とも呼ばれており,子供に発症するケースが多く,深いノンレム睡眠に入る直後に悪夢を見て恐怖で目を覚まし、興奮状態のまま叫び声や暴言、暴力をふるうといった症状です。
しかし,そこまで心配することはありません.
小さなお子様であれば,入園や入学式のたくさんのイベントで刺激を受けてストレスが過度にかかってしまったことが原因であることが大半です.
子供の脳はまだ未発達で,外部からの刺激を寝ている間にせっせと整理しているので,そのときの寝言として発狂してしまっているんですね.
先程も説明しましたが,これは心身の発達段階ではやむを得ない症状なのです.「夜驚症」であっても重大な病気につながることはほとんどありえません.しかし,過度なストレスがかかっていることは確かなことなので,きちんとスキンシップをとってあげることが大切です.
稀に、てんかんの症状として夜驚症が見られる場合もあるという報告もあるので,あまりにも長期間寝言の暴言や発狂,夜泣きが続くようであればお医者さんに診てもらうことをオススメします.
5. 寝言は子どもが成長しているサイン
小さな子どもというのは、日々新しい刺激を受け、脳も身体も成長していくスピードが大人よりも数倍早いことがわかっています。
その成長に比例して、夜中の寝言が増えるというわけですね。
特に小さなお子様の寝言や夜泣きは、大変さわがしくて、寝ようにも寝れない日々が続くかもしれません。
ですが「寝言は成長しているサインだ」と考え方を変えるだけでも、安心感が得られ心にゆとりができるのではないでしょうか?
お子様の成長を温かく見守ってあげましょうね。
6. 子どもではなく大人の寝言が多くなってきた場合
大人、特に高齢者の方の寝言が多くなってきた、悲鳴のような寝言になってきた場合はうつ病・認知症の可能性が考えられます。
中高年や高齢者の方で、寝言が心配になってきた!という方は↓の記事に詳しく寝言について説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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