こういった悩みにお答えします。
✓目次<本記事の内容>
- 命を縮める「睡眠負債」は返済・解消が難しい
- そもそも睡眠負債ってなんだっけ
- この症状が見られたら、あなたも睡眠負債を溜め込んでいるかも
- 睡眠負債が溜まると「認知症・ガン」などの怖い症状が
- 「土日の寝だめ」では睡眠負債を返済できない事実
- 今後、睡眠負債を溜め込まないためにしなければならないこと
- おまけ:ショートスリーパーは睡眠負債が溜まりにくいわけ
命を縮める「睡眠負債」は返済・解消が難しい
「睡眠負債が溜まっていくと命を縮めていく」
「こんな怖い話、自分には関係ない!」と目をそむけたくなる気持ち、よく分かります。
しかし、睡眠というのはあなたの生活の中で切っても切れない関係です。
本当にあなたの睡眠時間は足りているのか?
あなたは睡眠負債を溜め込んでいるのでは?
こういった悩みを以下で詳しく説明しているので、ぜひあなたの睡眠に役立てて、今後の睡眠に活かしてください。
もくじ
そもそも睡眠負債ってなんだっけ
睡眠負債とは簡単に言うと、「睡眠時間の借金」です。
本来ならば7時間の睡眠をしっかりとらなければいけないところを、5時間の睡眠で済ませてしまう。
つまり、自分の身体に対して「2時間分の睡眠時間をとらない代わりに今日活動させて!お願い!」とお願いしているのです。
すると身体は、「うん、別にいいけどさ、睡眠負債溜まっていっちゃうよ。これ溜まっていくと仕事のパフォーマンスが落ちるし、認知症とかの重い病気にもなるかもよ。そうなっても知らないよ。」と答えざるを得ません。
当然ながら、現実の身体は言葉で教えてくれる訳がありません。あなたがいち早く身体の悲鳴に気づいてあげなけばならないのです。
では、どうすれば身体の悲鳴に気づいてあげられるのでしょうか?
この症状が見られたら、あなたも睡眠負債を溜め込んでいるかも
以下に、睡眠負債を溜め込んでいるときの身体の症状を3つ紹介します。
- 起きたとき、スッキリした感じかしない
- 午前中に眠くなる
- 布団に入って、ものの数分で眠ってしまう
・「午前中に眠くなる」に関して
目覚めてから3~4時間の時間帯が、最も脳が活発に働く時間帯であるにもかかわらず、午前中に眠くなる人は睡眠負債を溜め込んでいる可能性があります。
逆に、昼食後から夕方にかけて眠くなるのは正常です。
昼食後の時間帯というのは、おなかが満腹感に満たされるのと同時に、体内時計の関係で眠気が来やすい時間帯なのです。昼食後から夕方にかけての時間帯は、睡眠が十分にとれてる人でも眠気がくるので安心してください。
・布団に入って、ものの数分で眠ってしまう
「すぐ眠る」ということ自体は全く問題なく、むしろ「質の良い睡眠を身体がとろう」としているサインです。
ですが、このサインが多ければ多いほど「睡眠負債」を溜め込んでいるということになります。1つの指標にしましょう。
睡眠負債が溜まると「認知症・ガン」などの怖い症状が
睡眠負債を溜め込もうことによる症状を以下に列挙します。
- 肥満
- 高血圧
- 免疫力の低下
- 認知症・ガン
- うつ病
- 短気記憶の低下
睡眠負債って怖いですね。他人事として考えていたら痛い目に合うかもしれません。(筆者も気をつけないと。。)
「土日の寝だめ」では睡眠負債を返済できない事実
「睡眠負債が溜まってるなら、週末の土日休みでたくさん睡眠とればいいじゃん!!」
確かに理屈として正しいし、ごもっともな意見だと思います。
しかし、睡眠負債はそう簡単には返済できないようになっているのです。
その理由を説明します。
「土日でたくさん睡眠をとる」ということは、「いつもは起きている時間に睡眠をとる」ということです。
いつもは起きている時間に睡眠をとってしまうと、「身体の体内時計が対応できずに質の浅い睡眠になってしまう」のです。
睡眠負債を返済するには、「睡眠時間を多くとるだけではなく、質の高い睡眠をとらなければならないのです。」
つまり、質の浅い睡眠を長時間とったとしても、睡眠負債というのは返済・解消することは難しいということになります。
睡眠負債の対策としては返済・解消を目指すのではなく、「今後、睡眠負債を溜め込まないようにする」ことが現実的です。
今後、睡眠負債を溜め込まないためにしなければならないこと
これ以上、睡眠負債を溜め込まないようにするためには「自分の最適な睡眠時間を知り、その睡眠時間を必ず守ること」これに尽きます。
自分の最適な睡眠時間を知る具体的な方法としては、
「まず6時間睡眠をして仕事のパフォーマンスを観察する。もし仕事中に眠気などを感じて、パフォーマンスが優れなければ睡眠時間を30分増やしてみる。そしてまたパフォーマンスを観察する・・・」
といった風に、自分の日中のパフォーマンスを最適化できる睡眠時間を探すことです。
(筆者のベストパフォーマンスできる睡眠時間はおよそ7時間30分でした)
その「パフォーマンスの最適化ができる睡眠時間が睡眠負債を溜め込まない時間」なのです。
この最適な時間を探すことは簡単ではないですが、睡眠負債を溜め込みたくない方は積極的に探すようにしましょう。
おまけ:ショートスリーパーは睡眠負債が溜まりにくいわけ
「睡眠負債がたまると命が縮まるなら、ショートスリーパーはどう説明するんだよ!」
最後にこれにお答えして、この記事を閉めたいと思います。
これに対しての答えは「ショートスリーパーは睡眠の質がものすごく高いから、短時間睡眠でも睡眠負債は溜まることがない」です。
これはとても羨ましいですね・・・。筆者も、ショートスリーパーだったらどれくらい時間を有効活用できただろうかと考えるときがあります。
これは遺伝子の関係で、ごく少数の方たちがショートスリーパーになることを許されます。(ナポレオン、エジソン、明石家さんま、孫正義さんなど。)
ところが、睡眠の質を上げる訓練を続ければショートスリーパーを目指すことは可能です。ショートスリーパーを目指してみたい方は↓の記事を参考にしてください。決して無理はしない程度でお願いします。
これまで溜め込んできた睡眠負債を解消することは、難しいことです。
これからは「あなたの最適な睡眠時間で睡眠をとる」ことを目標に私生活を見直して、これ以上睡眠負債を溜め込まないような睡眠を心がけましょうね!
今回はこれで以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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