このような悩みにお答えします。
本記事では、人工知能(AI)でなくなる仕事となくならない仕事を徹底分析して「未来に向けてあなたが今できることは何か?」まで解説しています。
こんな人向けの記事です。
- AIでなくなるorなくならない仕事ってなに?
- AIで私たちの生活はどう変わるの?
- AI時代に生きる私たちに今できることってなに?
人工知能によって奪われる仕事が気になる方、将来自分の仕事が残っているのか気になって心配な方、この記事を見れば全て解決するのでぜひ参考にしてください。
もくじ
1. 人工知能でなくなる仕事となくならない仕事
これから紹介するデータはオックスフォード大学で発表された論文をもとに作られています。
あと10~20年でなくなる仕事となくならない仕事を「手先の器用さ」「芸術的な能力」「交渉力」「説得力」など9つの項目から調査してリストアップしています。
人工知能でなくなる仕事
下の表をみてください。
これらの職業は人工知能の介入によってあと10~20年でなくなると予想されている仕事一覧となります。
これらの仕事に共通する特徴としては「手続き化しやすい」「マニュアル化しやすい」「計算化しやすい」「仕事内容がルーティン」「対人関係でなくとも成立する」などが挙げられます。
そうですよね。なので本記事では、さらにこのデータを3つに分類して解説します。
- 短期間でなくなる仕事(あと現在~5年)
- 中期間でなくなる仕事(あと5~10年)
- 長期間でなくなる仕事(あと10~20年)
短期間でなくなる仕事(あと現在~5年)
短期間(あと現在~5年)では、仕事にそれほど急激な変化みられないと予想されています。
ただしこんな分野には急速に人工知能が入りこんでくるかも。
- 会計や法律の一部の業務(ビッグデータの利用)
- 広告業界(マーケティング)
- 画像診断
- 防犯・監視システム
膨大な情報(ビッグデータ)を利用する仕事やシステムに関しては、今現在急速に人工知能が活躍している分野になってきています。
これからのAI時代は、ビッグデータの分析や人工知能の活用が進んでいるので、データ分析のスキルや知識、人工知能に関する知識は重要になるでしょう。
中期間でなくなる仕事(あと5~10年)
中期間(あと5~10年)では、「異常検知」の分野の仕事が人工知能に奪われると予想されています。
たとえばこんな仕事
- 生産管理、食品管理
- 監視員や警備員
- コンビニの店員など
AIは特徴量表現学習が近ごろ急速に発達してきていることもあり、「何かおかしい」といった異常検知のタスクに関しては非常に得意分野となってきました。
こうした仕事は基本的にセンサー+人工知能で代替することができるので、「何かおかしい」とAIが感知したときだけ人間が駆けつけて仕事をすればいいわけです。
この時点では、クリエイティブな仕事は人間の仕事として残り続けていると考えられます。たとえば「顧客の例外を対応する」「提案書をかく」などは人工知能にはできない仕事でしょう。
長期間でなくなる仕事(あと10~20年)
長期間(あと10~20年)では、異なる領域まで知識を応用できるようになり、顧客対応や提案書作成などのクリエイティブな仕事にまでAIの手が届くようになると予想されています。
この時点までくると、「商品の数を数える」「売り上げをまとめてエクセルに打ち込む」「定期的に顧客にメールを送る」といった仕事の大半は人工知能(AI)が全てやっていると言っても過言ではないでしょう。
以上の流れをまとめるとこんな感じ
2. 人工知能でも奪えない、なくならない仕事
続いては人工知能でも奪えない、なくならない仕事を紹介していきます。
上の表をみてください。
学校教員、ソーシャルワーカー、歯科医師、セールスエンジニアなどの仕事は、AIは当面足を踏み入れることができない分野であることが予想されています。
これらの職業に共通する特徴ってなんだと思いますか?いくつかリストアップしてみました。
- 非常に大局的でサンプル数が少ない
- 難しい判断をともなう
- 豊富な経験を必要とする
- 経営判断を重要としている
全体を俯瞰して判断を下したり、豊富な経験を必要とする仕事に関しては、AIのビッグデータや異常検知の技術だけではカバーできないことが分かっています。
また、なくならない仕事の特徴としてあと1つだけ重要な項目があります。
それは人間に接するインターフェースは人間ほうがいいという特徴です。
人間に接するインターフェースは人間のほうがいい
簡単に言うと、最後は人間に対応してもらった方が安心できたり嬉しかったりする仕事のことです。
インターフェースとは、”その間をつなぐもの”と理解して頂けたら結構です。
たとえば、「人間に接するインターフェースは人間の方がいい仕事」はこんなものがあります。
- レストランの店員
- 営業
- 医師
- セラピスト
- 心理カウンセラー
相手が人工知能ロボットではなく、人間だからこそ安心できる仕事というのは今後もずっと残り続けます。
むしろ人間が相手をしてくれること自体が高価なサービスになりうるかもしれません。
3. 人工知能で新しく生まれる仕事
人工知能の誕生によってなくなる仕事ばかりではないと主張する人も多く存在します。
「機械との論争」という本では以下のような主張があります。
科学技術の発展はいまに始まったことではなく、そのたびになくなる仕事もできるが、代わりに新しい仕事が必ずできる
たしかに、この主張は一理あるなと筆者も考えています。
たとえば、田畑を耕していた人間は耕作機の誕生によって仕事をとられてしまいましたが、それと同時に「耕作機をつくる仕事」「耕作機をうごかす仕事」「耕作機を売ったり販売する仕事」などが誕生しました。
この耕作機はAIと置き換えることができます。
AIの誕生によってある一部の仕事はなくなりますが
- AIロボットをつくる仕事
- AIのプログラミングを設計する仕事
- AIを動したり操作する仕事
- AIを販売、維持、メンテナンスする仕事
といったように、人工知能に関するいくつか新しい仕事が誕生することが予測できますね。
4. まとめ:AI時代に生きる私たちに「今」できること
もう一度、未来の仕事の流れを確認しましょう。
この流れをみて分かる通り、私たちに「今」できることとは
- データ分析や人工知能の知識・スキルを身に着ける
- 人間しかできない大局的な判断力を養っておく
- 人間対人間の仕事に特化しておく
AIを扱える人間になるか、経営者など全体を俯瞰できる人間になるのか、人間対人間の仕事に特化できる人間になるのか、の大きく3つにこれからの未来は分かれていきます。
しかし、お金を稼ぐ面だけで考えたらこれだけではありません。人工知能によって多くの仕事が生まれます。
たとえばAI時代において既存のプラットフォームを利用してお金を稼ぐことが個人で容易にできるようになりました。
既存のプラットフォームを利用してお金を稼ぐ
既存のプラットフォームとは
- Youtube
- Instagramなど
今のネット時代ではプラットフォームがすでに用意されているので、それを個人がうまく利用して稼げる時代にもなってきました。
こういった最先端の流行りにのって、趣味&仕事として優良なコンテンツを作ることも今の時代の生き方の1つです。
今のうちからコツコツと未来に向けて種をまく努力を続けることが、今の時代には最も大切なことなのではないでしょうか。
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