本記事では成長マインドセットの身につけ方。努力することが楽しくなるマインドを習得する方法をご紹介しています。
このような悩みにお答えします。
こんな人向けの記事です。
- 今すぐ何かに挑戦したい
- 努力が癖になる人間になりたい
- 失敗するのが怖い
成長マインドセットがあれば極論、人生がイージー化します。
人生がイージー化とはお金がたくさん手に入って楽な生活が送れるという意味ではなく、不安や心配事が一切なくなり、努力することが当たりまえになるという意味でのイージー化です。
わたしはこの成長マインドセットを身に着けてから、努力することが苦ではなくなりました。自分の可能性が無限大に広がるような感覚を覚えました。
今回はそんな成長マインドセットを今回はあなたに身につけて頂くために丁寧に書き綴りましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
参考文献:MINDSETマインドセット「やればできる!」の研究:キャロル・S・ドゥエック著
もくじ
成長マインドセットとは?
成長マインドセットを身に着ける前に、成長マインドセットについて少し説明します。
そもそも人間のマインドには2種類あります。
- 硬直マインドセット
- 成長マインドセット
こちらの2種類を少し丁寧に掘り下げて説明します。あなたはどちらのマインドセットでしょうか?考えながら読んでみてください。
硬直マインドセット
硬直マインドセット(fixed mindset)とは
『自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないという信念』
のことを指します。
「勉強ができないのは才能がないせいだ」「成績が上がらないのは頭がもともと悪いからだ」という風に自分の力ではどうしようもないから努力しても無駄だ!と考えている人はいませんか?
これは典型的な硬直マインドセットの人の例です。
赤ん坊としてこの世に生を授かってから元々地頭が悪い!と自分で決めつけているせいで、その硬直マインドセットがあなたの努力の邪魔をしています。これでは何をしても才能のせいにして一歩も前に踏み出すことができません。
成長マインドセット
成長マインドセット(growth mindset)とは
『人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができるという信念』
のことを指します。
「テストの結果が悪かったのはあの時ゲームしてサボってしまったからだ」「上司に怒られたのはぼくが計画的にスケジュールを組んでいなかったからだ」という風に、失敗を自分の才能や頭の悪さのせいにするのではなく、努力のやり方が間違っていた、次に原因を改善すればもっと自分を伸ばすことができると考えられる人が成長マインドセットの特徴です。
「センスがない」と決めつけてしまった瞬間に、もうそれを努力して伸ばすことが不可能になります。失敗した原因を探って改善する。それがあなたの価値を高めてくれる重要なマインドなんですね。
成長マインドセットで脳が変わる
成長マインドセットを習得することができれば脳を変えることができます
人間の脳はどんどん変わっていけるしなやかさを持っていて、筋肉と同じようにトレーニングで鍛えることができます。世間的には脳は歳をとればとるほど衰えていくと言われていますが、これは間違っていて、使えば使うほど脳はしなやかに成長していくのです。脳はそんなしなやかさを持っているニューロプラスティシティ(神経可塑性)という性質があることも分かっているんですね。
タクシードライバーの方なんかは歳を取ればとるほど、脳をたくさん動かしているので空間認知能力が高くなるということが言われています。脳がしなやかで成長できるという証拠ですね。
成長マインドセットの身につけ方
それでは成長マインドセットを身につけ方をご紹介します。
毎朝、1日がスタートするときに以下の3つを自分にこう問いかけてください。
- 今日は、私にとって、周囲の人によって、どんな学習と成長のチャンスがあるんだろうか?
- いつ、どこで、どのように実行しようか?
- いつ、どこで、どのように新たな計画を実行しようか?
どんな些細なことでも成長できるチャンスととらえることが大事です。
「友人に少しイラっとしたことを言われた」「お菓子を食べすぎてお腹が痛い」「明日のプレゼン緊張する」など、その原因はいつ、どこにあったのか?を考える癖をつけるということです。
- 友人にイラっとしたことを言われた⇒原因は自分の言動になかったのか?
- お菓子を食べすぎてお腹が痛い⇒原因はお菓子を食べやすい環境にしていたからか?
- 明日のプレゼン緊張する⇒プレゼンは自分を高めてくる絶好のチャンスだととらえてみる。
全ての物事には原因と結果が存在します。その原因をあなたの才能や頭の良し悪しにしてはダメだということです。原因は追究すれば必ず解決することができるという成長マインドセットが鍵を握っているんですね。
成長マインドセットが爆発的に伸びるとき
成長マインドセットが爆発的に伸びるときというのは、原因を解明して、それを実行したときに予想された結果が出たときです。
結果だけを見て「わたしは頭が良いんだ!」と片付けるのではなく、目標を成し遂げるためにあれやこれやと工夫して努力したおかげなんだ!と自分の頑張った過程を評価する癖をつけるようにしましょう。
そして余裕があれば、その工夫して成し遂げた過程と目標をメモに残すことをオススメします。
またいつか同じような困難にぶち当たったときに、自分はどうやって乗り越えたのか?という記録さえあれば同じ方法をつかって乗り越えることが可能になるからです。記録に残すことによって、それを見返したときに自分に自信が持てるようにもなります(自己効力感が得られる)。
飽き性な人ほど成長マインドセットが効果的
「努力することがそもそもめんどくさい」「飽き性で何をしてもすぐに諦めてしまう」という人は、努力を減らすために努力するというマインドを持ってみてはいかがでしょうか?
楽できるところは楽をする、極力努力を必要としない方法を常に考えておくだけで成長マインドセットを鍛えることができます。
わたしは無駄なことが大嫌いな性分で、無駄なことはとことん省くこといつも念頭において生活しています。作業をするときも効率化を図るために、午前中に全て終わらせてたりしています。だらだらしても作業が終わらないので。成長マインドセットだと作業の効率化さえできます。
成長マインドセットは子育てにも重要
お子さんもちの親御さんこそ、成長マインドセットは大いなる力を発揮してくれます。
子育てにおける成長マインドセット的『褒め方』が、今後その子の成長に大きな転換をもたらすことがスタンフォード大学などの研究でも分かっています。この成長マインドセットは身につける年齢が早ければ早いほど絶大な効果をもたらすのです。
成長マインドセット的『褒め方』
子どもを褒めるときは
『能力ではなく努力の過程や工夫を褒める』ように心がけてください。
具体的には「勉強1時間もよく頑張ったわね」「そこの計算の工夫が素晴らしいわ」「ちゃんと時間を決めて勉強しててすごいわ」といった具合です。
決して「頭がいいわね」「あなた才能があるんじゃない?」と能力を褒めてはいけません。能力を褒めてしまうと「テストの成績が悪い=能力が低い」という潜在意識を子どもに埋め込ませてしまい、何事にもチャレンジすることが億劫になってしまう性格になってしまうからです。(挑戦しなければ能力が高いと思われ続け、現状維持になっていまう)
成長マインドセット的「なぐさめ方」
子どもがピアノのコンサートでライバルに負けてしまった場合を考えてみます。あなたは子どもにどんな言葉をかけてあげますか?
「仕方ないよ。なんたって相手は才能の持ち主なんだから」「大丈夫大丈夫。次があるから」などの慰め方は避けるようにしましょう。子どもはそんなその場しのぎの慰めは求めていません。
この場合はしっかりと現実を子どもに教えてあげることが大切です。たとえば「努力量が相手より足りなかったね」「本気で優勝したいんだったら本気で勝つ努力をしなきゃね」などの建設的な評価を与えてあげることが次の成長につながります。
成長マインドセットで人生は変えられる
『努力天才』と呼ばれている人のほとんどがこの成長マインドセットを持っているとされています。
失敗をしてもそれを学ぶチャンスだととらえて、成功するまで一生努力できる人間になることができるんです。努力が癖になって徐々に楽しくなってくる感覚さえも得られます。
自分は才能がないから努力しても意味がない!と思うのか努力次第で自分は無限に成長できる!と思うのかはあなた次第です。
わたしはすでにブログや本からで知識を無限に吸収したりアウトプットしたりしています。能力を上げられるかどうがは、成長マインドセットを持っているか持っていないかの違いだけです。
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